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②『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』を読了!!

僕が読んだ本について、どのようなことが書かれていて、どのように感じたかを【読書感想文】としてまとめてみました。
第2回で紹介する本は『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』です。

この本の内容や読んでみた感想などについて、紹介しようと思います。

皆様の本選びの参考になれればと思います。

和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。

和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。

 

本のデータ

タイトル:和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。
著者:和牛(水田信二・川西賢志郎)
出版社:(株)KADOKAWA
発売日:2021年3月1日

『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』の内容

M-1グランプリでも大活躍した人気漫才コンビの和牛。
本書は和牛の2人、水田信二と川西賢志郎が雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載しているコラムを書籍化した作品になります。

収められているのは、2018年から2020年に連載されたコラム32編と書き下ろし2編になります。

水田さんと川西さんのコラムが交互に並んだ構成になっています。
2人がそれぞれの視点から「仕事のこと」、「プライベートのこと」、「後輩のこと」、「子供の頃のこと」等、様々なことについて語っています。

また、和牛の2人の撮り下ろしの写真が収められていたり、全34編の本文の最後には2人の書いたイラストもあったりと細部まで楽しめる本になっています。

『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』の感想

この本を読んで感じたことは、2人ともやっぱり話の流れが秀逸だなってことです。
普段から話をすることでお客さんを楽しませているだけあって、エッセイでも読者をしっかりと楽しませてくれます。

全部で34編ありますが、1つ1つのコラムは程よい長さで読みやすいです。
時間のある時に一気に読むのもアリですが、通勤や通学の電車やバスの中で読む等、空き時間にちょっとずつ読むのもいいですね。

2人で一緒に書いているのではなく交代で書いているため、水田さんと川西さんで文章にそれぞれの性格が出ているのも面白いです。

水田さんのエッセイは、読者を笑わせようと工夫しているのが感じられます。
もちろん演出ではなく実体験を語っているのですが、言葉の表現を面白くしたり、オチを用意したりして、最後まで楽しませてくれます。

水田さんで印象に残った章は…
こういうキャッチ(居酒屋など)ならば嫌いにならないと空想で“理想のキャッチ”を語る『キャッチ』と、脱毛クリニックでいつの間にかカモにされている(?)『蟻の穴から堤防も崩れる』、子供の頃の文集を見てガッカリしてしまう『悲しき14才』ですね。

川西さんのコラムも面白くて笑ってしまうのですが、同時に真面目な人だなぁと感じてしまいます。
目にしたものに対する的確で鋭いツッコミはあるものの、1つ1つの言葉に優しさが感じられたりします。

川西さんで印象に残った賞は…
山奥の宿泊で恐ろしいものを見た『皆様へ』、昔飼っていた犬について語る『ペットの話』、スマホのあらゆる操作が苦手な『スマートフォン』です。

また、川西さんの書き下ろしの1編『漫才の話』もよかったです。
漫才師になったきっかけや、舞台公演のやりがい、漫才の魅力について語っています。
ここでもやはり川西さんの真面目さが伝わってきます。

“正解と完成がない、ついつい追及したくなってしまうのも漫才の魅力だ”
※和牛著『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』(株)KADOKAWAより

2人の個性や性格を感じられ、新たな一面を知ることができるので、和牛ファンの方にはもちろんおすすめです。

また話の構成がしっかりしていて、楽しみながら読むことができますので、空いた時間に気軽に読む本を探している人にもおすすめできます。

まとめ

今回の読書感想文では『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』を紹介させてもらいました。

本当に面白い本で、楽しく読ませてもらいました。
通勤時間だけしか読んでいないのに、1週間もかからずあっという間に読み終わりました。
今思い出すと、電車の中でニヤニヤして読んでいたのではないかと心配になります…(笑)

その時に読みたい章だけを気軽に読めるので、何回でも読むことができそうです。

さて、第2回はここまで…
きちんと第3回を書くことができるように、また新しい本を読んでみようと思います。