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⑥『ホテル・ムンバイ』凶悪テロからの脱出!!実話に基づいた感動作品!!

僕が観賞した映画について、あらすじや感想について【映画感想文】としてまとめてみました。
第6回で紹介する映画は、2008年に起きたインド・ムンバイ同時多発テロを描いた実話を基にした作品『ホテル・ムンバイ』です。

映画のあらすじや感想について書いていきたいと思います。
皆様の映画選びの参考になれればと思います。

 映画のデータ

タイトル:ホテル・ムンバイ
ジャンル:サスペンス・ドラマ
監督:アンソニー・マラス
製作:2018年 オーストラリア・インド・アメリカ

主な出演者

アルジュン役:デヴ・パテル
デヴィット役:アーミー・ハマー
ザーラ役:ナザニン・ボニアディ
サリー役:ティルダ・コブハム=ハーベイ

『ホテル・ムンバイ』のあらすじ

愛する妻と幼い娘と暮らす青年アルジュンは、ムンバイの5つ星ホテルであるタージマハル・ホテルで働いています。
その日もホテルには各国のセレブや要人達が集まり、いつものように豪華で華やかな時間が過ぎていました。

その頃、人が多く集まる駅やレストランで悲劇が起こります。
銃を持ったテロリストが突然暴れ出したのです。

彼らは逃げ惑う人々に紛れて、タージマハル・ホテルにも入ってきます。
そして、あっという間にホテルはテロリストたちに占拠されてしまいます。

銃撃を逃れて生き残った人々は部屋やバー等に身を隠します。

地元警察は突然のテロに対処しきれず、デリーにいる特殊部隊が到着するまでは何時間もかかってしまいます。

ホテルの従業員たちは何とか宿泊客を非難させようとするのですが…

『ホテル・ムンバイ』の感想

ムンバイ同時多発テロについて

2008年11月26日にインド経済の中心地である最大都市ムンバイで、映画の舞台であるタージマハル・ホテルを含む10件の場所で同時多発的にテロが起こりました。

テロが起きた場所は、人が多く集まる駅やカフェ・病院・映画館・2件のホテル等です。
いずれの場所も突然の銃撃や爆撃のために惨劇に見舞われました。

この同時多発テロによって、172~174人の死者(日本人1人)や239人に上る負傷者(日本人1人)が出てしまいました。

逮捕された犯人による自供で、実行犯のグループはパキスタンのイスラム主義組織と関係があると判明します。
それにより、インドとパキスタンの関係が悪化してしまったようです。

映画の感想

突然のテロに見舞われ占拠されてしまったホテルで、従業員たちが命がけで宿泊客を守り抜こうとします。

銃撃シーンは臨場感がすごく、無抵抗な人がテロリストに無残に殺されてしまうシーンの恐怖感がハンパなかったです。
ノックされてドアを開けた瞬間に銃殺されたり、手を縛られて動けない状態で殺されてしまったりと目を覆いたくなる場面も多いです。

テロリスト達はフロントの女性に客室に電話させて、今から救助隊が行くから扉を開けるように指示させて、出てきた宿泊客を殺そうとします。
自分は死んでも、宿泊客を守ろうとするフロントの女性の覚悟と無念さが辛かったです。

映画内に赤ちゃんが出てくるのですが、テロリストに見つかってはいけない場面で泣きそうになってしまうシーンがあります。
そこもすごく緊張感があってハラハラしてしまいました。

物語は被害者の視点と犯人の視点が交差しながら展開されるのですが、実行犯の少年達にも彼らなりに信じている思想があって、複雑な気持ちになってしまいます。
彼らは彼らで利用されているだけではないのかなと悲しい気持ちになりました。

目を覆いたくなるほど怖い場面や悲しい場面が多かった分、従業員たちが宿泊客を守ろうとする姿が頼もしく感じられました。
僕だったら、自分が殺されるかもしれない状況で他の人を守り抜くことができるだろうか?

そして、最後の場面では感動して涙が出てしまいました。
色々な人に見てもらいたい作品だと思います。

出演者・監督について

主人公のアルジュンを演じるのは、イギリスの俳優のデヴ・パテルです。
優しそうな瞳が印象的でした。
他の出演作品には『スラムドック$ミリオネア』や『チャッピー』等があります。

この作品のもう1人の主人公と言えるのが、宿泊客のザーラという女性です。
子供を助けに行こうとしたり、犯人に捕まったりと、目立つ場面が多く共感してしまいます。

そんなザーラを演じたのは、イラン出身でアメリカで活躍する女優のナザニン・ボニアティです。
他の出演作品には『アイアンマン』やリメイク版の『ベン・ハー』等があります。

監督はオーストラリア人のアンソニー・マラスです。
いくつかの短編映画を監督して高い評価を受けているようです。
この『ホテル・ムンバイ』が長編映画デビュー作のようですね。

まとめ

今回は衝撃的な実話を基にした映画『ホテル・ムンバイ』を紹介しました。

この作品の僕の評価は★★★★★です。
1つ1つの展開に全く目が離せない映画でした。

ハラハラ・ゾクゾクする映画が好きな方、思いっきり感動したい方、他にも色々な人におすすめしたい作品です。