僕が観賞した映画について、どのような映画でどのように感じたかを【映画感想文】としてまとめてみました。
第1回ではエリザベス・モスが主演を務めた話題作『透明人間』についてです。
この映画のあらすじや感想について、紹介していきたいと思います。
ちなみにネタバレはしないように気を付けます。
皆様の映画選びの参考になれれば幸いです。
映画のデータ
タイトル:透明人間
ジャンル:サスペンス映画(ホラー映画!?)
監督・脚本:リー・ワネル
製作:2020年 アメリカ・オーストラリア
主な出演者
セシリア・カシュ役:エリザベス・モス
エイドリアン・グリフィン役:オリヴァー・ジャクソン=コーエン
ジェームズ役:オルディス・ホッジ
シドニー役:ストーム・リード
『透明人間』のあらすじ
セシリアは、自分の思い通りにならないと暴力を振るう恋人・エイドリアンの屋敷から逃げ出すことに成功します。
しかし、彼女はエイドリアンに見つかることを恐れて、外に出ることができずに友人の家に隠れて暮らします。
そこに、エイドリアンが恋人に逃げられたショックで自殺したという知らせが届きます。
彼が死んだことを信じられないセシリアですが、彼の遺産の相続人になります。
友人家族と幸せに過ごすセシリアですが、自分が何者かに監視されているような感覚に襲われてしまいます。
そして、実際に姿の見えない何者かが彼女の近くにいるのです…
エイドリアンが生存していて、彼女を見張っているのか?
セシリアは徐々に精神的に追い詰められ、孤立していきます。
そして、さらなる悲劇が彼女の身に襲いかかります。
『透明人間』の感想
この映画を見て最初に感じたのは、ものすごく緊張感のある映画だということです。
オープニングの海の場面から、BGMや効果音がすごく怖かったです。
特に何かが起きているシーンではないのですが、重くのしかかるような音楽の効果ですごく不安な気持ちにさせられます。
カメラアングルも工夫されているように感じました。
BGM・効果音・カメラアングルがこの映画にいい意味で緊張感を与えているように感じました。
素人のくせに、ちょっと専門家っぽい言い方をしてしまいましたが…
要するにBGMや効果音が怖いけど、ものすごくいい味を出していたなってことです。
ストーリーに関してですが、やはり緊迫感がありますね。
前半に関しては、“姿の見えない相手”=透明人間からの攻撃が質の悪い嫌がらせ程度でした。
(寝ている布団を引っ張るとか、セシリアの妹に悪質なメールをする等…)
ところが、後半になってくると「そこまでするか!?」ってくらいにエスカレートしてきます。
透明人間を相手にするって、結構シビアな状況だと思います。
もちろん追いかけようとして相手がどこにいるかわからないということもあります。
しかし、もっと怖いのは逃げようとして「本当に逃げられているのか!?」ということだと思います。
劇中でもセシリアが逃げ回る場面がありますが、「実際に逃げることができているのか!?」、「実はすぐ近くにいるのではないか!?」と思うことが多く、油断ができませんでした。
最後まで気の抜けない展開になっていると思います。
現実に透明人間がいて、僕に攻撃をしかけてきたらどうしようかな…
正直に言って、全く勝てる気がしません。
クライマックスに関しては、賛否両論ありそうですが…
僕としては、最もスッキリした終わり方ではないかと思います。
主演のエリザベス・モスはゴールデングローブ賞やエミー賞を受賞した女優さんみたいですね。
彼女の出演作品は映画『アス』やドラマ『ザ・ホワイトハウス』等があるようです。
彼女の演技がすごかったです。
序盤から何かに怯えている表情なのですが、ストーリーが進んでいくにつれて、表情の緊張感や疲労感がどんどん強くなっていきます。
中盤辺りの最も精神的に追い詰められていた場面では、若干吹っ切れたかのような印象もあり、鬼気迫るものを感じました。
その場面の彼女を見ていて、映画『ターミネーター2』において、未来への恐怖にとりつかれていたサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)を思い出しました。
全体的に緊張感があって、ハラハラ・ゾクゾクして、最後まで楽しめる映画でした。
印象に残ったセリフ
“僕は君を傷つけない。君の大切な人を狙う。”
引用元:映画『透明人間』
透明人間のセリフですが、改めて読むととんでもないセリフですね…
まとめ
今回の映画感想文では『透明人間』を紹介させてもらいました。
この作品の僕の評価は★★★★★です。
第1回目からいきなり高評価ですが、やっぱり緊張感があって面白かったので。
ホラー映画が好きな方やハラハラ・ゾクゾクしたい方にはおすすめの映画です。
興味がありましたら、チェックしてみてください。